今更ながら……ActiveX

名前はよく聞くけどよく知らなかったActiveX。元OLEだとか、なんかWordの中にExcelのメニューが出てきてExcelデータを編集できるとか、なんかセキュリティ上良くないとか、そんな感じの知識しかなくて、いまいち具体的なことが分かってなかった。で、まあそれで特に問題なかったんだけど、VC++Excelみたいなグリッドを使いたいなあと思ったら、それがActiveXコントロールとかいうものを使わないといけないと分かったので調べてみたところ……
なんか分かった気がする。ActiveX。そして俺が思ってたよりずっとすごい技術なんじゃないかと気づいた。世間より遅れること10年。ActiveXコントロールってJavaアプレットみたいなものだったのね。


今回は久しぶりに「気付く」ということを実感した。
知識的には今までとあまり変わらない。ただ見方が変わっただけで全然違うものが見えてきた。
今までは「アプリAでアプリBのデータを開く」が主目的で、そのための単なる手段としてアプリAの中でアプリBが動くのだと思っていた。イメージとしてはこんな感じだ。
アプリA -> (アプリB) -> データ
アプリBは単なる中継点。アプリAでどんなファイルも扱えるので便利ですよ、という話かと思っていた。


けど、実はアプリBが動くこと自体が重要だったんだ。
アプリA -> アプリB -> (必要ならデータ)
そしてアプリAがブラウザだと。ブラウザを汎用ユーザーインターフェースとしてアプリケーションはネットに置いておきましょうと。ActiveXがローカルファイルをいろいろいじれるようにしたのもなんか分かる気がするなあ。ローカルにインストールしていたアプリケーションをただネット上に移動させる感覚だったのかなあ。


まあ、それだけではないようなので、また後で「ああ、気付かなかった」と思う時が来るのかもしれないけど。
いまさら聞けないActiveX&デジタル証明書入門 (1/3):いまさら聞けないリッチクライアント技術(8) - @IT


で、ActiveXについてちょっと分かったところで、最初のVCでグリッドをどう使うかに戻ったんだけど、結局俺がやりたいことはグリッドではなくリストビューというやつで済んでしまうことが分かった。

ソフトウェア・プロダクトライン

日経エレクトロニクスで「ソフトウェア・プロダクトライン開発」について取り上げられていた。名前しか知らなかったので興味深く読んだのだけど、ちょっと物足りないというかメリットが実感しづらかった。
この記事が伝えようとしている事と俺が知りたい事がずれていたというだけなので、この記事に文句を言うのは筋違いではあるんだけど……


不満に感じるのは将来の変更が分かっているという前提で書かれているところだ。
この記事の最後にはこう書いてある。

これらのメリットを享受できるのは、フィーチャ・モデルによるドメイン・エンジニアリングによって開発の初期段階で製品ごとに変化する部分を洗い出すことができ、アーキテクチャ設計やコンポーネント開発に反映できたためである。

逆に、SPLのデメリットや難しさは、十分な拡張性をアーキテクチャに織り込まなければならないことだ。これを実現するには、ドメイン分析やアーキテクチャ設計の段階で十分な時間をかけて検討する必要がある。また、せっかく時間をかけて検討したアーキテクチャを無駄にしないために、しっかりとしたロードマップを定義しておく必要がある。

しっかりとしたロードマップが最初に定義できて、そのうえ、将来ロードマップ通りに開発するだけでいいのであればソフト開発はとてもシンプルだ。けど、変化の予測は難しいし、経験的には大抵予想外の変更が必要になる。なので、俺が興味を持っているのは「予想していない」変更に強い手法や設計がどんなものなのかということなのだけど、この記事は直接的な答えにはならなそうだ。でもヒントにはなりそうかな?

PHYチップ

あるCPUボードのブロック図を見ていたら「PHYチップ」というものが書いてあった。調べてみるとイーサネットなどの物理層の処理を行うチップらしい。
http://yougo.ascii24.com/gh/84/008466.html
ははあ、なるほど、MACはCPUに内蔵されているらしい。
で、今気付いたけど、そのCPUというのはPowerPCなんだけどAMCCという会社のものらしい。へえ、知らなかった。
IBM、PowerPC 400シリーズをAMCCに売却 - ITmedia NEWS

超伝導と超電導

たまたま最近「超電導」という言葉を続けて目にした。てっきり「超伝導」の間違いだろと思っていたら工学分野では「超電導」というらしい。意味的には「超伝導」でも「超電導」でも合っていたとしても、元々superconductivityの訳だったら「超電導」というのはなんか駄洒落的な無理やりな感じがするなあ。たまたま音が同じだけど仮に発音が違っていたら「超電導」って言葉を使ってない気がする。でもconductivityの訳の中に「導電率」もあるのか。導電率を辞書で調べると「電気伝導率」参照となっていた。
村上龍の「超電導ナイトクラブ」は漢字が間違ってるとずっと思ってたけど、そういうわけでもないんだ。

レヴィ=ストロース

訃報で生きていた事を知ることがたまにあるのだけど、今回は存命のうちに生きていることを知れた。
レヴィ=ストロース1908年生まれ。今年100歳らしい。

クロード・レヴィ=ストロース - Wikipedia

notepad++

フリーのテキストエディタはいろいろ試しているのだけど、どれもまさに一長一短でほしい機能がすべてそろっているものはない。だけど、これはなかなか良さそう。
試したのは本家ではなく「NotePad++ EUC-JP 対応版」。
http://notepad-plusplus-euc-jp.hp.infoseek.co.jp/
タブでファイルが切り替えられるし、2つのファイルを並べて表示できるし、プラグインをインストールすればアウトラインを表示させられる。16進表示もできる。
ただ、grep機能は日本語に対応してないらしく検索結果をダブルクリックしても少しずれた行に飛ぶ。どっかの設定なのかなあ? ソースコードがあるので見てみようかな。